中国証券市場の沿革を簡単にまとめると以下のようになります。
2001年2月の国内投資家によるB株売買解禁、2014年11月の上海・香港の株式相互取引制度の導入など、少しずつ規制が緩和されていることが分かります。
|
出来事 |
1990年 | 8月 |
深セン証券取引所設立 |
| 11月 |
上海証券取引所設立 |
1992年 | 2月 |
上海、深セン両取引所にB株上場 |
1993年 | 7月 |
香港取引所にH株上場 |
1999年 | 1月 |
「証券法」施行 |
2001年 | 2月 |
国内投資家によるB株売買を解禁 |
2002年 | 11月 |
適格海外機関投資家(QFII)制度の導入で、外資のA株売買を部分解禁 |
2003年 | 5月 |
野村證券とUBSがQFII資格を取得 |
2004年 | 3月 |
中国社会保障基金の海外資本市場投資を解禁 |
| 5月 |
深セン証券取引所に中小企業ボード設立 |
2005年 | 6月 |
上場企業による自社株買いを解禁 |
| 9月 |
非流通株改革がスタート |
2006年 | 4月 |
適格国内機関投資家(QDII)制度を解禁 |
2007年 | 5月 |
銀行のQDII規制緩和、外国株投資を解禁 |
| 5月 |
QFIIの投資限度額引き上げ、100億米ドルから300億米ドルへ |
| 6月 |
証券会社のQDII業務を正式解禁 |
| 7月 |
保険会社のQDII業務を正式解禁 |
| 8月 |
本土の個人投資家による海外株直接投資、試験的解禁を発表 |
2009年 | 10月 |
深セン証券取引所で中国版ナスダック「創業板」の取引開始 |
2010年 | 3月 |
上海、深セン両取引所で信用取引を解禁 |
2010年 | 4月 |
中国金融先物取引所で株価指数先物取引開始 |
2012年 | 4月 |
QFIIの投資限度額引き上げ、300億米ドルから800億米ドルへ |
2013年 | 7月 |
QFIIの投資限度額引き上げ、800億米ドルから1500億米ドルへ |
2014年 | 11月 |
上海・香港の相互取引開始、外国個人投資家の上海A株売買が可能に |
2016年 | 12月 |
深セン・香港の相互取引開始、外国個人投資家の深センA株売買が可能に |
2018年 | 6月 |
中国預託証券(CDR)の発行ルールを公表、発行申請の受け付けを開始 |
2019年 | 1月 |
QFIIの投資限度額引き上げ、1500億米ドルから3000億米ドルへ |
2019年 | 6月 |
上海証券取引所がハイテク新興企業向け市場「科創板」を開設 |
2019年 | 9月 |
QFIIとRQFIIの投資限度額の上限撤廃 |
2021年 | 4月 |
深セン証券取引所がメインボードと中小企業ボードを統合 |
2021年 | 11月 |
北京証券取引所が開業、取引を開始 |
202?年 | |
A、B株を統合、A株を完全開放。 |