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AB価格差とは? |
B株を発行する企業の多くは、中国本土の人民元建てA株市場にも株式を重複上場しています。しかし、両株価には一定の開きがあります。このA株とB株の株価のかい離を「AB価格差」と呼びます。
かつてはA株の株価より、B株の方が割安となっていた時期もありました。海外投資家が中国企業の情報公開(ディスクロージャー)などに対する不信感や警戒感から、購入可能なB株の購入を控えていたことに対し、A株は国内の投機的な買いもあって割高に価格が決まるという特性を持っていたためです。
しかし、現在では中国国内の個人投資家にもB株の取引が開放されています。新たに取引が可能となった2001年2月には、A株の株価に対して割安なB株を購入しようと大量の資金がB株市場に流れ込み、多くの銘柄が暴騰しました。